パナソニック車番認証システムの歴史や現在の特徴について解説

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社会の様々な場所での利用が期待できる監視カメラのシステムが「車番認証システム」です。
パナソニックは実に10年以上も前から車番認証システムをリリースしており、現在では新たなパナソニック車番認証システムがリリースされています。
そのためこの記事では、パナソニック車番認証システムの歴史や特徴を紹介します。

パナソニックと車番認証システムの歴史

パナソニック車番認証システムの歴史は、2009年に始まります。
この年、パナソニック車番認証システム「ナンバーキャッチ」を発売し、車番認証システムが広く知られることとなったのです。

2020年車番認証システム「ナンバーキャッチツー」を発売

2009年に車番認証システム「ナンバーキャッチ」をリリースしたパナソニックは、それから約11年後となる2020年12月より、新たな車番認証システムを発売しました。
「ナンバーキャッチツー」と名付けられた車番認証システムは、単体で車両のナンバープレートを認識・データ化し、蓄積したデータとの照合が可能です。
「ナンバーキャッチツー」の導入によって物流拠点や工場の車両入室場管理など様々な業務の効率化・省力化に貢献することが期待できるでしょう。

パナソニック車番認証システム「ナンバーキャッチツー」の特徴

パナソニックが2020年12月にリリースした車番認証システム「ナンバーキャッチツー」には様々な機能が搭載されています。
そのためここでは、「ナンバーキャッチツー」の特徴を3つに整理して解説します。

車両ナンバーを高精度で認識して情報をデータ化

「ナンバーキャッチツー」は、車両のナンバープレートを高精度のカメラによって認識し、情報をデータ化して蓄積・照合できます。
同時期にリリースされた拡張ソフトウェアであるWV-XAE202WをインストールしたAIネットワークカメラを利用しており、単体で車番を読み取ることが可能です。
また、一般的なナンバーのほか図形やアルファベットが入っている文字列のナンバーに対しても、最適なモードを選択して認識できます。
さらに、検知エリアを2つまで設定でき、赤外線投光器も利用することで光源がない場所でもナンバーを認識・データ化することができます。

映像監視ソフトウェアと同一システムで運用可能

「ナンバーキャッチツー」は映像監視ソフトウェアであるWV-ASM300と同一のシステムで運用できます。
WV-ASM300は、照会用の車番情報数は最大で25,000件登録が可能です。
さらに専用拡張ソフトウェアであるWV-ASE334Wを活用することで、データの蓄積や既登録のデータとの照合・検索ができます。
モニターではナンバープレートの内容や認識した時間、データと照合結果を一目で簡単に確認可能です。
照合時にはモニターに映し出すだけでなくゲートの開閉を実施する等接点出力による外部機器との連携もできます。

設計・設定を支援するツールも充実

「ナンバーキャッチツー」には、設計・設定を支援するツールも充実しています。
機能の1つである「システムデザインツール」は、パソコンに取り込んだ平面図にカメラと自動車を記号として配置できる機能です。
パソコン上で車両ナンバーの撮影シミュレーションが実行できるため、カメラの最適な設置位置を簡単にデモンストレーションすることができます。
また「i-PRO設定ツール」では、実際の車番画像から画角や照度などを確認できます。
「i-PRO設定ツール」によって、高精度な車番認証を実施するために必要な設定項目について、カメラの設定値等が最適化されているかを可視化可能です。
これらの機能によって車番認証システムの設定にかかる時間を削減し、高精度なシステムの構築も実現できるでしょう。

パナソニック車番認証システムをぜひご活用ください

パナソニック車番認証システムの歴史は2009年より始まり、2020年には様々な高性能機能を搭載した車番認証システム「ナンバーキャッチツー」がリリースされました。
パナソニック車番認証システムは車両ナンバーを鮮明に録画し、既存データとの照合・検索などの効率的実施を実現しています。
様々な支援ツールも用意されており、車番認証に関する業務効率化や省力化に大きく検討してくれることでしょう。

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