監視カメラを使って人数制限?監視カメラ導入のメリット【三密回避】

防犯システム

新型コロナウイルスの広がりにより、店舗や会場での三密対策は今や常識となっています。
しかしまだまだ効率的に三密対策ができていない企業・組織も多く、限られたリソースをどのように活用して企業・組織の活動を継続していくかが重要になっています。
そこで検討いただきたいのが、監視カメラの活用です。
この記事では、コロナ禍における監視カメラを使った三密対策やその他のビジネス・施策への活用法を解説します。

監視カメラでコロナ禍の三密対策

ここでは、監視カメラの設置によるコロナ禍の三密解消対策を解説します。

監視カメラによる三密対策の仕組み

監視カメラを活用することで、店舗や会場等での三密対策が可能です。
例えば、遠隔監視によって店舗・会場内で混雑や密集ポイントができていないかを随時確認し、接触回避につなげることができます。
また、店舗への人数制限を行う際には出入り口へ人員を配置して監視することもできますが、手動のカウントではどうしても一定の漏れが発生する恐れがあります。
出入り口も複数あれば全ての監視は困難であるため、手動で監視するには1か所に限定しなければなりません。
しかし出入り口に人数カウント機能を有した監視カメラを設置することで、複数の出入り口から店舗に出入りしている人数をリアルタイムで可視化できます。
事前に滞在人数の上限を設定し超過した場合に通知するようにしておけば、確実な人数制限が実施できるでしょう。
さらに、監視カメラに混雑検知機能が付いていればオートマチックに三密を回避できます。

実際の導入事例

監視カメラによる三密対策を実施している団体・企業は、既に存在します。例えば、有名な所では新宿ゴールデン街への導入が挙げられます。
新宿ゴールデン街は、新宿の一角にコンパクトな飲食店が密集している日本有数の飲食スポットです。
しかしコンパクトであるゆえに三密が発生しやすく、コロナ禍においては「密になりそう」との印象から来客数が激減していました。
そこで新宿ゴールデン街ではAI監視カメラを導入し、混雑具合をリアルタイムに可視化して、専用ウェブページで確認可能にしたのです。
外出自粛状態では来客数の減少は避けられませんが、混雑状況を可視化することで必要以上に来客数が減ってしまう現象の解消が期待されます。

監視カメラ導入には他のメリットも

監視カメラにはコロナ禍における三密回避への活用が期待できますが、その他にも導入による利点は多数あります。
ここでは監視カメラの導入によるその他のメリットについて解説します。

来場者の動きから店舗設計を見直す

商業施設やイベント会場等において、監視カメラで来場者の動きを記録し分析することで、店舗設計の見直しに活用できます。
ショッピングモールや空港などの大規模施設では、来場者の動線を最適化することが大切です。
動線がスムーズになるようにレイアウトされていなければ、常に混雑するスポットが発生して必要以上に待ち時間が増えてしまうなどの不都合が生じてしまいます。あまりに待たされてしまう施設であれば、顧客は離れてしまう可能性もあります。
そこでAIによる動画解析機能を持った監視カメラを導入し、レイアウトの見直しに役立てるのです。

未購入者の計測から新たな施策へ

監視カメラによって、店舗に置ける未購入者の計測・分析も可能になります。
店舗における購入者情報の分析と言えばPOSデータの活用が一般的ですが、POSデータだけでは購入しないまま退店した顧客の情報が分析できません。
そこで監視カメラによって未購入者の性別や年齢などを判定できるシステムを導入すれば、商品の配列やコーナーレイアウトの見直しなどに役立てられるでしょう。
また、時間帯などをより細かく分析できれば場所や時間に応じた局所的なキャンペーンの実施などにも役立てられます。
現代における顧客行動の分析には、監視カメラの活用が不可欠になると言っても過言ではありません。

監視カメラ導入でビジネス・施策を好転

監視カメラを活用することで、コロナ禍における三密対策を効率的かつ確実に実施することが可能になります。
さらに会場・店舗内の動線分析や未購入者の情報分析によって店舗・会場の設計を見直すことで、ビジネス・施策を好転させることが可能となるでしょう。

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